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PP1 (Personal Phase 1)

2010-06-21

6月からMBA Electivesの授業をとっているのだけど、その紹介。
European Affairs: EUについて。歴史的な背景。Legislationの仕組み。課題・問題。ケースでは、BPA(プラスチック容器や、缶に使われてるケミカル)についてEU Comission の動きと企業としてどう対応するか。なかなかおもしろかった。先生はルーマニア人の元EU で働いていた弁護士(今はHECの教授)。やる気にあふれた方でかたくなりがちな主題ながら、新しい問題を扱ってクラスをActiveに保とうとされててよかったと思う。EUでのビジネスのために知っておくべきことというクラスの目的以外にも、EUがどういうものなのか理解が深まったのでとってよかったと思う。

International Negotiation フランスの軍事企業で働くHECではPart timeのProfessorの方の授業。ネゴシエータの分析、自分がどのタイプに属するか、Winwin(本当のWin-Winはないらしい)を達成するためにどうすればいいか、何が障壁となるか、等。あまりInternationalな要素はなかったけど。ネゴのクラスなので、実際にネゴのロールプレイも多く楽しかったけど、若干オジサマのお話が長かった。。。とにかく、対立関係に陥る前に何が相手のポジションを正確に知ることが大事。思い込みは危険。利害が必ずしも対立しているとは限らない。わかっていたような気もするけど、ロールプレイをやってみるとこれができたグループとできないグループで結果が全然違っていたから、改めて大事なのだと思った。

Art market Art marketの歴史、Valuation、Auction等について。もちろんビジネスのお話のだけど、Financeとかとは違って美術に関するお話も多く楽しく終了。

あとは、Marketing strategy。これはまだクラス半ばです。米国のMBAの先生(インド人)で授業が双方向。テンポが速いし、数字に落とし込んで検証させられるのでついていくのは大変だけど、マーケティングと起業戦略をMixした課題なので、これが一番面白いかも。
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Social & Sustainable Business Conference

2010-06-21

5月末の金曜、土曜で、学校で、Social & Sustainable Business Conferenceが開催された。世界中からスピーカーがきて、20弱くらいのパネルディスカッションやスピーチがテーマを設けて行われるもの。

Day1
最初のKey note speech はBen Verwaayen氏 (Alcatel LucentのCEO)。
現在は、いくつかのCrisisが重なった状態で、環境については他の危機と違って後戻りができない。かつて若者は、自分の世代は前の世代よりよくなるはずだという希望を抱くことができたが、今の若者にはそれが難しい。若者が意見を発言しない、それは問題である。他の問題としてはWill Powerにかけていることではないか。Yes, but.. と言い訳していて恐れを抱いているようでは、Protectionismが進んで壁ができるだけ(このコメントは特にEUの話で)。

次はGEフランスの公的機関との調整をするポジションの女性Clara Gaymard氏。世界はどんどん動いており、Powerもシフトしている。テクノロジの進化に伴って、情報へのAccessibilityも変わってきている。国の役割も変わってきている。次のGenerationとして何ができるか、Optimisticに将来を信じて欲しい、というようなお話でした。ここまでは、OpeningのSpeechなので、個別の確たるテーマはなく若者向けのメッセージ。

次からはテーマごとのパネルディスカッション。私が出たのは、The Green Wave and Cities of the FutureというGDF Suez, Lafarge, Philipsの3人の方のお話。最初はそれぞれの方からのこのテーマに関するIssueの紹介。ちょっとこれが長かった。おそらく事前の擦り合わせはなし。。。 いくつかトピックを紹介するとGreen building (エナジーの消費が少ない建物)は高いというイメージがあるが、5%くらいしか実際には変わらない、Operation costまでいれると安くなるはず、だそう。またRegulationがどんどん厳しくなっていて、例えばフランスでは新しいビルのエナジー消費は現在の平均の1/5(50W/m2)まで減らさなくちゃいけない。

午後からもパネルディスカッションが続き、HatchはBig Business and NGOs(Partnerships for Impact on Environment & Society)というKuvam Shines(インドの女性と子供の権利のためのNGO)のFounder、WWF、、テトラパック、PWCの女性4人によるもの。これはなかなかおもしろかった。
Tetra Pakでは3R(Renew, Reuse, Recycle)実現のためNGOと提携。そのNGOがその分野において世界的にノウハウをもっているから。特に紙を使用する業界なので、WWFとも提携してCO2の削減にも努力している。現在EnvironmentはKey。10年前にQuality Improvementが会社のTargetであったように。なお、Tetra PakはFamily owned companyなので、Eco projects を数字化して(いくら儲かったとか)不特定多数の株主に報告する必要はない。株主(Family)が理解、指示してくれているのでやりやすい面はあるだろう。
WWFにとってもTetra Pakの例は成功例の一つで他のPackageよりEnvironmental friendly であると公表することでその動きを業界全体に促進しようとしている。もう一つはOrange(フランステレコムのしたの携帯)の携帯のリサイクル。
NGOの課題としては、NGOとBusinessの両方知識があったほうが、よりよい仕事ができるのに、キャリアシフトの壁が高いこと。

Day1の最後に出たパネルは、Time for New Economic Model? という主題でAtos Origin(業界としてはITだけどSustainable businessにも力をいれている模様)のSustainable business 部門の方(Giles Hutchins氏)とSurrey大学のこの分野の教授Tim Jackson氏によるもの。成長を追い続ける時代は終わった。成長せずともProsperityな状態を模索するときがきている。とはいえ、そんなに簡単なことではない。しかし、いくつかの企業をはじめすでにその動きは生まれている、とまあそんなお話。このお二人は話がうまくておもしろかった。

Day2
朝一はSocial business entrepreneur のScott Beale氏、CEO of Atlas Service Corp(米国ベース、インドでも広く活動)のKey note speech 。Social businessの世界でもGlobalizationは一つのトレンドでGlobalなSocial issueについてのNetworkingが組織のMissionである(アフリカのNGOの現場で働く人がアメリカで実際に何が必要なのかどう、お金を使うべきなのかの教育を行うとか)が、困難もある。例としては、バングラディシの洪水処理の専門家をNew Orleans の対策にボランティアとしてよぼうとしたらビザの問題があってできなかった。Private sectorの効率的なネットワークがNon Private Sector(NGO等)にはない。Sustainable non profit businessを築く必要があるが、資金集めが難しい。ITが可能にしたことも多い。インドとアメリカで話そうと思ったら、いまやただでできるような世の中。Sustainabilityの面からも、ITを利用することは意味がある(紙の使用量を減らすとか)。ただし、使いこなすための教育がかかせない。World is moving、これは事実でビジネス、環境すべてがかつてより早いスピードで動いている。その世界をSustainableな方向に動かしたい。

Panel Discussion は、The Soundtrack of Miracles: Media, Music, and My Wiki for Free という主題で、ポルトガルのオーケストラChairman、Vivendi、前Unescoコンサル、Wikimedia Franceの人たちからなるパネル。パネルと言いながら各自が個別にお話しして終わった感じ。。。子供、若者からなるオケを構成して、若者の社会問題、教育問題に取り組もうという活動をしている人など、それぞれのお話は面白かったけど、Discussionとしてはかなりイマイチ。

Social and Sustainable Business Conference全体の印象は、Awarenessを高めるという意味でとてもよかったと思う。HECならではのイベントでもあるし。外部から聞きにきている人も多かった。難点をあげれば、多くのカンファレンスがあるので全部は出れないこと、あと2日間に多くの話を聞くと全てが消化しきれない点かな。楽しい2日間でした。

テーマ : 海外留学
ジャンル : 学校・教育

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